白内障手術 その2

このエントリーには医療的なことが記載されているけれど、僕は医者でも医療関係者でもなく、単なる個人的な経験とその感想なので、もし目に問題を抱えていると考えている人はきちんと医療機関に行って、医師の診察を受けてください。

白内障手術で割としんどいのが薬。

手術の数日前から点眼薬1種類。
手術後から、点眼薬3種類に内服薬2種類。
手術後一週間たって、点眼薬3種類。
手術後二週間たって、点眼薬2種類。

術前の説明会は、原則として家族の付き添いが必要だったんだけど、僕は免除されていた。
多分、高齢者だと薬の管理に問題が起こりやすいからだろう。

点眼薬って間隔を空けて差さないと行けないので、種類が多いと時間がかかって面倒くさい。

高齢者だと他の病気などでの薬もあって、面倒だろうな。

そういえば説明会に多分二十代であろう若い男性が来ていた。
てっきり、隣にいる高齢男性の付き添いかと思っていたら逆で、若い男性が患者で高齢男性は付き添いの父親だったようだ。
その高齢男性が
「自分のような高齢ならわかるが、息子のような若い人がなるのはなぜか」
もっともな質問だ。僕も気になる。
回答としては、どうやらこの若い男性はアトピー性皮膚炎とのこと。この場合、年齢関係なく発症するらしい。

ところで、45歳の僕は若くはないが、白内障を発するにはやや若い。
老人ばかりの説明会に一人で入ってゆくと、皆少し驚いた様子だったのが印象的。
説明会以外で原因を直接聞いたところ、理由は分からないが、右目が先天的に悪かった可能性がある、と。
確かに幼少の頃からずっと右目が左目より悪かったので、そうなのかも知れない。

前のエントリーでも触れたけど、左右の視力差があると非常に疲れやすいし、メガネも合わせにくい。
それで、白内障発覚前、格安メガネをやめてややお高めのメガネ屋さんに行くことに。

メガネ屋さんでメガネを選ぶとフレームのデザインや価格に目が行きがちなんだけど、本当に大事なのはレンズの方。
同じ度数のレンズでも、ビックリするくらい価格が違う。
ここで作ったメガネのポイントは何だったかというと、厚みが出ないこと、歪みがないこと、曇りがないこと、コーティングが丈夫なこと。
つまり、そこが格安メガネ店で採用されているレンズとの差。
格安メガネ店でよく言われたのが、「カラーを入れませんか」というもの。
僕も割と調子に乗って色を入れて貰っていて、おかげさまで写真を見るとかなり感じが悪い人に。
安いレンズだとクリアさに欠け、青みがかるとのこと。そこでカラーを入れて緩和するという説もある。

僕の場合、国内の名の通ったフレームメーカーのものであったこともあり、息子にフレームを5回壊されても、5回ともきちんと直すことが出来た。
レンズとフレーム両方で、格安メガネ店との差を感じた。

白内障発覚直前に作ったメガネのレンズはかなり高級で、検眼とメガネ作成の技術の高さもあり、かなり楽になったことを覚えている。
格安メガネだと10本から、下手したら20本くらい買える価格だったが、非常に満足だった。
今考えると少し残念だったのは、黄色のカラーを入れたことくらいか。
無茶苦茶高いレンズでカラーを入れるのは少しもったいなかった。

そんな満足なメガネも、白内障手術によって劇的に視力が改善されることにより、新しく作り直さなければならなくなった。
(カラーを入れていなければ、右レンズだけ交換できた、と言う説もある)
新たなメガネは眼科で処方箋を書いてもらい、それに基づいてメガネ屋さんで作って貰う方法となる。
白内障手術をすると視力が安定するまでに時間がかかり、新たにメガネを作っても、短期間で合わなくなってしまうリスクがあるが、眼科の処方箋で作ると一定期間内の再作成が無料となるサービスをやっているメガネ店がある。僕の行っているメガネ屋さんでは、手術後3ヶ月まで1度レンズ交換が出来るという保証付き。

今回は、以前より老眼が進んでメガネを掛けた状態だと手元が見えず、一々メガネを外す状況だったと言うこともあり、累進レンズ(遠近両用)にすることにした。
遠近両用というと昔はレンズの真ん中に線が入っていたけど、今はグラデーションのように徐々に種類の違うレンズに変わってゆく構造になっている。
こうした累進レンズになると、いよいよ価格差が性能の違いによくあらわれる。
比較の意味でみさせて貰ったが、グレードの高いレンズは明らかに歪みが少なく視野が広い。
元がハイグレードのレンズだっただけに、累進レンズでもグレードは落とせないと強く感じた。

遠距離と近距離に焦点が合う設計なので、日常使いとしては子のメガネで問題は無いが、中距離がない。
デスクトップPCを使う場合にどうなるかと心配していたが、まだ老眼も経度と言うことで左目の水晶体は機能していて、モニターに焦点は合うようで安心した。
(モニターアームの高さは少し下げたけど。)
これが合わなくなるようなら、中近両用のメガネを作らなければ。

約二週間、初めて遠近両用レンズのメガネを使った感想としては、肩や首がとても楽になった。
ただし、見え方にどうしても強いくせがあるので、慣れるまでに時間がかかる。
視野の端の方はどうしても焦点が合わないので、顔そのものを見たい方向に向けなければならない。
また、自転車に乗っていて気付いたが、僕の自転車(スポーツ車っぽく改造したママチャリ)はかなり前傾姿勢になるので遠近両用が最適だが、妻の電動自転車に乗った場合、垂直に近い姿勢になるので、やや顔を下に向けないと視野に焦点が合わない部分が出て来る。文字を読むわけではないので差し支えはあまりないが。
とても悩ましいと感じたのは、映画館で字幕の洋画を観た時だ。
僕は顔を動かさず、視線だけで字幕と画面全体を観ていたのだが、スクリーンは遠距離にあるので当然字幕に焦点が合わない。当然、顔を下げなければならず、これは苦痛だと感じた。
今僕の手元には右レンズが合わないメガネがある。
子供に5度も壊されても不死鳥のように甦ってきた、ある意味で思い出深いメガネだ。
しばらくしたら、これを累進ではない遠距離用のレンズに交換して、映画用として、また予備として運用することにしよう。

また、子供に壊されたサングラスも復活させよう。
これは格安メガネでも良いかな。
サングラスで近く見ることは僕はないと思うし。

mugakudouji
私事

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