生肉

ユッケによる食中毒で4人が亡くなったそうだ。
この問題で驚いたのが、生食用に出荷した肉などほとんど無かったと言うことだ。
我々が店で口にした生肉は、加熱用だったと言うことである。
実際のところ、ほとんどの加工業者は加熱用と表示した状態で、生肉で出荷できるものを出していた様だ。
食肉加工業者は「何かあっても責任はとりませんよ」、ということである。

焼き肉屋や卸業者の言い分は論外。
もちろん被害者には何の落ち度もない。

この件で思うのは、報道や世論のあり方だ。
あたかも、「国が実効性のある規制をしないのが悪い」と言わんばかり。
果たしてそうだろうか?

私は、国が国民生活の隅々まで規制をするのはいかがなものかと思う。
生肉を最終的に食べる決断をするのは、消費者であるべきだ。
ただし、何も情報が無い中でその判断をするのは無理だ。
たとえば野菜なら腐っているかいないかは自分で判断できるが、生肉が安全かどうかは見た目やにおいではわからない。
だから事業者に正確な情報を提供させるという部分だけを国が規制すれば良いのではないだろうか。

何もかもを国が規制してそれで良しとする風潮はいけないと思う。
自分の命は自分で守るというのが基本だ。

mugakudouji
時事

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