葦分け舟 その五 呪われたそば屋

旅行にくると、なぜかいつもより早く起きてしまう。
6時には目が覚めてしまった。
毎日こうありたいものだが。
朝食は8時だというのにな。

とりあえずひとっ風呂浴びて、身の回りを片付ける。
いつでも出立できる体制を整えた上で朝食へ。

普段昼食なんて食べられないのに、なぜか旅行だとたっぷり食べられる。
昨晩と違って、きっちり片付けた。

さて、食事も終わり宿をたつ時間なのだが、女将に近場の観光地を聞いたところ、ホテルの車で荒砥城跡に連れて行ってくれるという。

車をおろしてもらったところのすぐそばに澳津神社の「和合の神」の社があった。
撮影禁止だし、縦しんば撮影できたとしても、ここにはアップできない。
ま、男性自身なご神体と、女性自身なご神体があったとだけ記しておこう。

荒砥城跡はNHK大河ドラマの撮影も行われたところ。
なかなかよく整備されている。
「城跡」というと、馬鹿みたいに天守閣を再建(元々無いものだから再建ではないはずなんだが、適当な言葉が見つからん)するものだが、ここは山城のままで好感が持てる。

この城跡、悪名高いふるさと創生事業で作られたそうだが、比較的史実に忠実な感じで好感が持てる。
大阪城みたいなのの対局だから、見て損はない。

さて、その後女将の車で駅まで送ってもらう。

この女将というのがなかなか賑やかな人で面白い。
例の和合の神様の御利益の話とか、短い道中だがなかなか楽しかった。
駅に行く途中、駅の裏山にある身の丈8メートルの天狗を見に回ってもらったり。
創業100年を超える老舗の女将とは思えない元気の良さ(笑)

戸倉から再びしなの鉄道で上田に戻る。
上田城で開催される「真田幸村出陣まつり」に行くためだ。
ついでに、「初秋農産物味覚フェア」も。

上田駅の改札を出るときに気づく。
しなの鉄道って、女性職員が多くないか?
特に上田駅の改札の二人は可愛くないか?
特に一人はメガネっ娘。
密かにファンクラブでも出来ていそうだ。

それはともかく、上田城に直行。


このおまつりの本題は火縄銃の実演。

あまりの迫力に子供が泣き出す。

火縄銃実演映像

貧弱なデジカメの動画機能で撮っているからわかりにくいだろうけど、子供が泣くのは当然だ。

さて、あまりの混雑で城を見に行く気にもなれなかったので、向かいの観光会館でやっているという、「初秋農産物味覚フェア」へ。
っていうか、駐車場にテントが一つあるだけ。。。
フェアって、ねぇ。

ちょうど昼時。
信州と言えばそば、と言うことでマイミク氏リサーチのそば屋へ行くも休業。
途中にあった、もう一軒のそば屋に入る。
四人で入ったにもかかわらず、あっさり座れるが、僕らの後は並んでいたからちょうど良いタイミングだった。

僕が頼んだのは、そばつゆ、おろしつゆ、胡桃つゆの三種類のつゆが楽しめる盛りそば。
どれもおいしいんだけど、胡桃つゆは甘くてすぐ飽きた。
やはり基本が一番うまい。
そばは田舎そばで、腰があっておいしかった。

我々四人が来た後に、すぐカップルが入ってきて隣の席に着いたのだが、我々が食べ終わる頃になってもそばが出てこない。
挙げ句の果てに、後に来たカップルとは逆の側に座った老夫婦の頼んだものの方が先に出てきた。
なんだろうね、この微妙な緊張感は。
このカップル、特に女性の方は明らかに怒っているのだが、店員に言わないんだよな。
言えばいいのに、男の方も。
さらっとナチュラルに言えれば好感度アップだと思うのだが。
店員は店員で手際が悪いし。
そばはおいしかったけど、店の後味が悪かった。

さて、この後どうするかは実は決まっていなかった。
そこで、マイミク氏の「軽井沢でコロッケと地ビールを出すレストランがある」という情報を元に検索。
確かに軽井沢にそういう店がある。
「軽井沢高原コロッケと地ビールの店」
そのまんまじゃないか。

そしてしなの鉄道に乗り一路軽井沢へ。
相変わらず改札はメガネっ娘。

軽井沢って言うと、「避暑地」とか「別荘」とか「プリンス」とか「堤」とか言う単語が思い浮かぶんだけど、基本的には僕とは無縁の感じがしていた。
まさかくることになるとは思わなかった。

「軽井沢高原コロッケと地ビールの店」は駅前のプリンスショッピングプラザというアウトレットモールの中にある。
ショッピングプラザは凄い混雑。
結局この店でも数分待たされる。

早速ビール注文。
メニューを見るとここにもケルシュがある。
昨日ケルシュを飲まなかった二人に
「凄くおいしいから試してみて」
などと甘いささやきで誘うが、断られる。
ふと、前のカウンターを見ると、昨日見たロゴが。
「OH!LA!HO!」
頼まなくて正解(嗤)




僕はワイルドフォレスト・シーズナル・ナショナルトラストを飲む。
写真は上は右がワイルドフォレスト、左がシーズナル。真ん中はシーズナルとよなよなエールだが、区別がつかない。下はナショナルトラスト。

ひたすら地ビールとコロッケを頼んだ我々は店内で浮いていたが、「コロッケと地ビールの店」なのだから王道だろう。

さんざん飲んだ挙げ句、16時過ぎの新幹線で軽井沢を後にする。
自由席なので高崎まで立ちっぱなし。
高崎で一名降りて、その段階で残り三人は座れたが、私だけ離れたところ。
高崎から大宮って20分ちょいしかないんだね。
二人はまたビールで一杯やっていたそうだ。

これにて一巻の終わり。


mugakudouji
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