ビニールとパラフィン紙のブックカバー

久々に本の話題。

っていうのは、このブログの検索キーワードをチェックしていたら、未だに「ブックカバー」「パラフィン紙」「エコノミーシースルーブックカバー」が多くて、きちんとした情報を提供せねば、と思った次第。

「ブックカバー」のトピックの整理と補足。

まず基本的の僕の書棚は、すべての本にカバーを掛けることを原則にしている(実際にはやりきれていないが)。

その理由は

  1. 汚れから守る
  2. 帯(腰巻)を破損から守る

の2点。
その説明は前のトピックの通り。

そしてブックカバー選択のポイントは、

  1. 透明または半透明で本のカバーがみえること
  2. ちょうど良いサイズであること

まずなぜ本のカバーがみえる必要があるかというと、大量の本がある場合題名を隠してしまうと探すことが困難になるから。
一時期、不透明の紙のカバーに題名と作者名を印字してみたことがあったが、面倒で続かない。続かなければ意味がない。

ちょうど良いサイズというのは、小さすぎればもちろん使えず、大きすぎると見栄えも悪いし外れやすくなるから。
かといって、すべてを手作りしていると手間がかかる。

だから、基本的には規格ものの出来合のブックカバーを採用している。

私が採用しているのは透明ブックカバーの「ブッカー君」「HS エコノミーシースルーブックカバー」の2種類。
ブッカー君の方は文庫・新書・A6・A5の種類しかないが、HS エコノミーシースルーブックカバーの方は文庫・新書・小B6・四六・A5・B5・A4と種類が多い。
しかも同じ判であっても、微妙に大きさが違う。だから多種多様な本を持っている場合はどちらも併せて使った方がよい。
ちなみに、経験上エコノミーシースルーブックカバーの方がやや大きめだが、この商品は同じサイズでも製品によって裁断サイズにばらつきがある。
現に光文社文庫が入るものと入らないものとあった。

さて、上記の規格もの以外では、パラフィン紙を使う。
パラフィン紙とは蝋を塗布して浸透させた紙で、光沢があり耐水性・耐油性がある。
グラシン紙に塗布したものが多いため、パラフィン紙とグラシン紙は混同されることが多い。
見た目も用途も似たようなものだが、蝋を塗っている分基本性能はパラフィン紙の方が高いはず。
ただ、紙を扱う業者も区別していないようだから、それほど気にしなくて良いとは思う。

762mm×1016mmサイズで1枚30円ほど。
このサイズで新書やB6程度のコミック用に8冊分はとれる。

さて、これらのカバーの入手ルートだが、僕の住んでいる首都圏では、エコノミーシースルーブックカバーとパラフィン(グラシン)紙は東急ハンズ。
ブッカー君は実店舗では見たことが無く、代わりに「透明保存用ブックカバーミエミエ」という同様のものがアニメイトで売っている。

通販だと、エコノミーシースルーブックカバーは快読ショップYomuparaという読書用品専門店(商品ページ)以外では見あたらず。
ブッカー君はメーカーであるダイワハイテックスの通販ページや中央書店コミコミスタジオの通販ページで販売中。ここだとミエミエの方も置いてある。

パラフィン紙はいろいろなところで売っているが、少ない枚数でも出してくれるところはわずか。
しかもほとんどが製菓用。
ということで使えそうなのはBookばざーるくらい。前のトピックの冒頭でパラフィン紙が届いたと書いたが、これはここで買ったもの。

ということで、ブックカバーを上手に使って楽しい蒐書ライフを!

mugakudouji
ブックカバー

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