SHADOW 81

ルシアン・ネイハムの『シャドー81』がハヤカワから復刊していた。
30年ほど前の刊行で、僕は90年代前半に読んだ。
ものすごく面白かった記憶がある。
実際、Amazonのレビューを見ても評価が高い。
都立三田高校で「三田高文庫」という冊子を出していた。
教職員や生徒からのお薦めの本を紹介したものだが、その性格上ヒジョーにマジメな本の紹介ばかり。
その中で、僕が高二の時に紹介したのが本書である。
みんなが「氷点」とか「老人と海」とか「鈴の鳴る道」などのいかにもな本をお薦めしているのに、僕は「シャドー81」である。
「シャドー81」を紹介した1993年度版は行方不明だが、1994年の「レッドオクトーバーを追え」の紹介文を見る限り、これも同じように異色な文章だっただろう。
「レッドオクトーバーを追え」の紹介文は下記の通り。

 「キャタピラー」と呼ばれる、無音航行システムを搭載した、ソビエト海軍の最新鋭艦「レッド・オクトーバー」は、作戦航海に出撃したが、マルコ・ラミウス艦長は彼の部下と共に、自由を求めて逃走する。共産党はこの事態を重く見、全海軍に、艦の撃沈を命令。一方、ソ連海軍の異常な動きを察知したCIAと米海軍は、分析の結果、ラミウスの逃走行動であると断定し、ソビエトの軍事機密を手に入れるべく、艦に接触を試みる。しかし、その近海にもソ連艦が……。世界に名だたる軍事小説家、T・クランシーのベストセラーで処女作。絶対に映像化できないといわれたこの作品も、90年映画化、ショーン・コネリーのラミウスがかっこいい。著者はこの作品以来、一年一作を守りいずれもベストセラー。他に「レッドストーム・ライジング」、「パトリオット・ゲーム」「クレムリンの枢機卿」「恐怖の総和」等

なんかアホだろ、僕。
どこの文庫解説だよ。
僕の感想が全くない。
たぶん「シャドー81」の紹介文も一緒なんだろうなぁ。
まだ三田高文庫の1993年版をお持ちの方は是非見せてください。
シャドー81 (ハヤカワ文庫 NV ネ 4-1)
シャドー81 (ハヤカワ文庫 NV ネ 4-1)

無學童子
未分類

1件のピンバック

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です