無意味草子 第二期 その1

健康論
 ある時、ある所に、愛煙家がいた。彼は自分の健康を考えて、たばこをより軽いものにかえた。
教訓 頭の不健康は死ななきゃ治らない
健康論
 ある時、ある所に、喫煙者がいた。彼は煙草が止められないのは煙草会社のせいだと考え、提訴した。
教訓 頭の不健康は死ななきゃ治らない
健康論
 ある時、ある所に、非喫煙者がいた。彼女は楽なダイエットをしたいと考え、煙草を吸い始めた。
教訓 頭の不健康は死ななきゃ治らない
健康論
 ある時、ある所に、煙草を吸いたい人がいた。彼は法定年齢に達していなかったが、二十歳になったので喫煙を始めた。
教訓 頭の不健康は死ななきゃ治らない
健康論
 ある時、ある所に、煙草を吸わないと誓った人がいた。でも、本当は吸いたかったので、人の煙草の煙を思い切り吸い込むのだった。
教訓 頭の不健康は死ななきゃ治らない
初出「探書手帳22」(1998/03)

mugakudouji
「無意味草子」

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