THE 有頂天ホテル

0362.jpg昨日、交通博物館を出た後、神保町で買い物をし、品川プリンスシネマに向かった。
三谷幸喜監督の「THE 有頂天ホテル」を見るために。

役所広司を中心に、主演級の個性の強い人たちがたくさん出ている群像劇。
オールスターキャストというのはそれなりに人は入るだろうが、中身のほうは…、というイメージがあったので、特に期待はしていなかったのだが、良いほうに裏切られた。

まず、ホテルのセットに圧倒された。プログラムによると、ホテルの顔である、車寄せとエントランス、ロビー、フロント、ラウンジなどが、巨大なひとつのセットだったらしい。客室もすばらしく、どこか有名なホテルでロケをしたのか、と思える出来栄え。

そして、脚本の緻密な構成。大晦日午後十時少し前から、年越しまでの約2時間の話を、リアルタイムで描いている。そこに、同時進行で起こるたくさんの話が盛り込んであるのだが、たとえばある登場人物の話のときに、「たまたま」別の登場人物が映っている。ひとつのホテルの中でたくさんの話が同時に進行しているのだから当たり前の話だが、そういった細かい部分がきちんと作り込まれている。

オールスターキャストの映画にありがちな、「ちょっと顔を見せているだけ」というのがないのも凄い。登場人物一人一人にストーリーと見せ場があって、そのたくさんの話がきちんと関係しあって、ひとつのストーリーを作り出している。

これはもう一度見てみたいと思った。
ま、ストーリーとしては一度見れば十分なのだけど、上に書いたとおり、緻密に計算された構成であるので、一通り見ただけでは気づかなかったものが、画面の端に映っていたかもしれない。

とにかく上質なコメディでした。
☆☆☆★★

画像引用元 映画.com


mugakudouji
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