翔んで埼玉

2019年の日本映画。

多分、埼玉県では今年一番話題になった映画だろう。

原作は魔夜峰央の荒唐無稽なギャグ漫画。
しかも書かれたのは三十年以上前で未完。
それが数年前にヒットして、この映画に繋がった。

二階堂ふみが素晴らしいのは当然なんだが、意外だったのがGACKT。
よくもまああんな無茶苦茶な漫画のキャラクターを再現した物だ。

「テルマエ・ロマエ」が大好きで、当然二作の映画も観たわけだが、あの映画のすごさは阿部寛をキャスティングしたことだった。
さすが同じ武内監督、本作もまずはキャスティングが成功している、というか、キャスティングだけで笑える。

私は静岡生まれ東京育ちの似非埼玉県民だが、そんなニワカでも楽しめるネタが満載である。
埼玉disりは原作同様に徹底的だが、愛のある感じに仕上げているのはさすがのセンスだ。
圧巻は千葉との合戦シーン。名だたる有名人の写真が出て来るが、良く許諾したものだ。
最後の都庁前のシーンもド派手。合成かと思ったら、本当に都庁周辺で撮影したという。

このセンスで北関東編などを作ったらウケるんじゃ無いだろうか。

気に入っているが、多分関東に住んでいないと分からないであろうから。
☆☆☆☆★

画像引用元 映画.com

mugakudouji
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