日本は憲法九条で守られてきたのではない

批判があるとは思うが、あえて言いたい。
日本は、日本国憲法第九条に守られてきたのではない、と。

下記は2008年の今日の記事の再録である。

今日は61回目の憲法記念日である。
ニュースを見ていると、相変わらずあちこちで「護憲」だの「改憲」だのと、運動が行われているようだ。

不思議なのが改憲にしろ護憲にしろ、ニュースで取り上げられるのが「戦争」「自衛隊」、つまり第9条のことだけなことだ。

僕は、現憲法は改正すべきだと思う。
それは何も第9条だけではなく、第76条、第89条にも問題があるからだ。
また、国土に関する規定がまったく無い。

憲法9条について言えば、未だに有効とされる不戦条約がある以上、あえてわが国の憲法の条文に入れる必要性はないように思える。
不戦条約を批准した国々は、第9条と同じような制限が加えられるから、第9条がわが国独自のものとする考えは誤りだし、不戦条約が戦争の防止に役に役に立たないのなら、第9条もなんら変わりはない。
「戦争をしない」という意思は明文化されていようといまいと、日本国民の意思があれば実現可能なことであり、その意思が変化したときに憲法に縛られるのは、本末転倒である。
わが国民の多くが「戦争をしなければならない」と思ったときに、自らの国の憲法がそれを縛るのは許されないことなのである。

憲法は大切な法律であるが、永久に不滅のものではない。
時がたてばかえなければならないところは必ず出てくる。

わが国もそろそろ新しい衣に着替えて、新たな国家百年の計をたてるときだと思う。

さて2年たったが、政権もかわり何か変化はあっただろうか?

僕は、ことさら9条だけを取り上げて「護憲」を唱える人が信用できない。
他の条文も問題だらけなのに。
第一、戦争が問題なのであれば「不戦条約」を完全に遵守すれば良いだけのことであり、改めて憲法に示すまでもないこと。

同じ敗戦国であるドイツは復帰後にとっとと憲法改正して再軍備をしている。
なのに日本は半世紀以上前の、現実とはかけ離れてしまった法令を後生大事に抱えながら、憲法の手前「戦力」という言葉を使わない事実上の軍隊を持っている。
敗戦慣れしたドイツの方が、現実的な選択をしていた、ということだ。

もし日本国民が現行憲法を大事に思うなら一字一句変えない改正案を国民投票にかければよい。
そこで信任されれば、真に日本国民の総意に基づく、といえるようになるのだ。

無學童子
時事

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