死刑容認85%

死刑についての世論調査で、容認の数は相変わらず多いようだ。

死刑容認85%で過去最高 内閣府世論調査

 内閣府が6日付で発表した「基本的法制度に関する世論調査」によると、死刑制度の存続は「やむを得ない」との回答が85・6%に上り、1994年の同調査開始以来、過去最高になった。殺人など最高刑が死刑に当たる罪の公訴時効期間は2005年施行の改正刑事訴訟法で15年から25年に延長されたが、54・9%が「短すぎる」とし、このうちの49・3%が時効廃止を求めた。

 東京・秋葉原の無差別殺傷事件などの発生を踏まえ、凶悪犯罪に厳しい対処を求める世論の広がりがうかがえる。

 調査は5年ごとに実施しており4回目。死刑容認は初回の73・8%から一貫して増加傾向にあり、04年の前回調査から、さらに4・2ポイント増えた。死刑廃止を求めた人は、前回比0・3ポイント減のわずか5・7%だった。

 死刑容認の理由(複数回答)では「死刑を廃止すれば、被害者や家族の気持ちがおさまらない」が54・1%で最多。以下、「凶悪犯罪は命をもって償うべきだ」(53・2%)、「死刑を廃止すれば凶悪犯罪が増える」(51・5%)が続いた。

 調査は昨年11?12月、全国の成人男女3千人を対象に面接方式で実施。回収率は64・8%。
2010/02/06 17:24 【共同通信】

僕はこの問題に対しては、今のところ反対も賛成もしていない。
強いて言えば、現状容認派と言うことだ。

ただ、死刑容認の理由について、いくつかは違和感がある。
たとえば「死刑を廃止すれば、被害者や家族の気持ちがおさまらない」というものだが、そもそも近代法における刑罰は被害者や家族のためにあるのではない。
犯罪者を死刑にして気持ちが収まるというのであれば、ある意味では相当に野蛮な考え方だと思う。
司法は被害者の感情を抑えるためにあるのではない。

「死刑を廃止すれば凶悪犯罪が増える」というその根拠は一体何なのか、そんなものがあるのなら是非教えていただきたい。

死刑の賛否はともかく、まずは確定した死刑の執行を急ぐべきだろう。
確定後6ヶ月以内に執行されなければならないのに、常時100人前後生きているなんておかしな話だ。
日本は人治国家じゃなくて法治国家だろ?

mugakudouji
政治時事

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