ビール
2009年のビール業界、販売数量ではアサヒが、課税数量ではキリンが1位だったようだ
大ヒットした「フリー」はビール類に含まれないので、この分まで含めればキリンの勝利といえるだろう。
とはいえ、ここのところビール業界には明るい話題がない。
ビール類は完全に縮小傾向だ。
今ビール類の人気を支えているのは、第三
のビールである。
いびつな課税制度の隙間をつく商品で、これはメーカーの工夫の賜物と言って良いだろう。
だがこれは日本のローカ
ルな税制が生んだまがい物に過ぎない。
税制がまともだったら生まれてこなかった製品だ。
これがビールよりうまいのなら、その存在も必然な
のだろうが。
残念ながら、一般的に第二第三のビールと言われるもので、美味しいものとであったことがない。
僕が大手メー
カーの製品で好きなのはエビスやモルツであって、スーパードライなんかはむしろ嫌いな部類だから、一般的な趣向と離れている。
だから第二第三の
ビールを認めることが出来ないのかもしれないけれど。
第二第三のビールは、製造原価は本来のビールより高いと聞く。
安いのは税金
なのだ。
何となくではあるが、このあたりにビール類の不人気の理由があるような気がする。