日本漢字能力検定協会
前理事長親子による日本漢字能力検定協会の私物化が話題になっている。
たしかに、やっていることは言語道断。
だが、少し同情したくなる気持ちも分からなくはない。
大久保昇は漢検の創始者で、立ち上げから軌道に乗るまでかなりの私財を投入したと聞く。
立ち上げと、軌道に乗せた努力とお金とアイディアは確かに大久保昇の功績であって、これは誰も異論はないだろう。
こういう経緯だから、「日本漢字能力検定協会は俺の協会だ」と思ってしまったのだろう。
会社だったらそれでも良いが、文科省認定の財団法人というのがまずかった。
公益法人は利益を上げてはいけないわけだし、誰のものであってもいけないわけだから。
公益法人や上場企業でなければ、大久保昇の「私物」であって何の問題もなかった。