仰げば尊し

本当に尊敬できる教師は少ない。
努力はされているのだろうが、少なくとも僕にとっては報われていない。
義務教育・高等教育の中でたくさんの教師と接したが、師と思える人はごくわずかだ。
その人たち以外については、大部分が普通の人で、そしてわずかに唾棄すべき人がいる。

えこひいきする教師や、成績の操作をする教師もいた。
私はえこひいきをされる方だったから被害は少なかったが。

いずれにせよ、無責任な教師がたくさんいるなか、私は学校生活を生き抜いてきた。

文科省:フリースクール通学も「高校出席」認定

文部科学省は、不登校の高校生がフリースクールなど学校外の施設に通った日数を、在籍高校の校長の判断で出席日数に加えることができるようにすることを決めた。27日の中央教育審議会初等中等教育分科会に報告した。09年度から適用する。

同省によると、不登校の高校生は07年度で約5万3000人。うち約1000人が教育委員会の設置する教育支援センター(適応指導教室)や、フリースクールなどの民間団体・施設で相談や指導を受けている。「若者の社会的自立のためにも不登校対策の充実が必要」として、支援措置を決めた。学校外の施設への通学定期券も発行されるよう、鉄道事業者などと交渉している。

同様の措置は、既に小中学校で92年から適用されており、通学定期券の発行も認められている。高校は単位制のため、出席日数を確保しただけで卒業はできないが、文科省は「学校側が施設に通っていることを評価し、『見捨てない』という姿勢を示すことで、生徒が学校に戻る契機になれば」と期待している。【加藤隆寛】

学校外施設に通った日数を高校の出席日数に入れてどうしたいのかがわからない。
少なくとも高校は義務教育ではない。
「通いたくないなら通わなくて良い」のだ。
高校を卒業しないことは人生に不利になるが、あえて不利な道を進むのもまた人生だし、そのために高検や大検があるのだ。

正規の高等学校に欠陥があるのは私でもわかる。
でも本来社会は欠陥だらけで、誰も救いの手などさしのべてくれない。
「いつでも学校に戻れる」とうのは、私から見れば甘いと言わざるを得ない。

もちろん、不登校者の多くは好きで不登校をしているわけではないだろう。
でもこの方法は不登校問題の本質的解決にならないどころか、単に高等学校卒業のハードルを下げているだけである。

不登校の問題を解決するためには、転校を容易にできるようにするとか、フリースクール的な性格を持った本来の高等学校を設立するとか、フリースクールが高等学校の認可を受けるなどの対策でなくてはならない。

mugakudouji
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