環境非国民

すかいらーく 2600店で割りばし中止
FujiSankei Business i. 2008/6/21
 外食大手のすかいらーくは20日、傘下の5つのファミリーレストランで割りばしの使用を中止すると発表した。対象となる店舗は「すかいらーく」「ガスト」「夢庵」「バーミヤン」「ジョナサン」など。店舗数は約2600店に上る。
 7月中に、洗えば何度でも使える樹脂製のはしに切り替える。経営するファミレスでは年間2億5000万ぜんの割りばしを使用してきたが、これを中止することで年間約650トンのごみ削減につながる。
 「すかいらーく」など一部のファミレスでは先行して取り組んできた。地球環境保護への関心が高まっていることから、主要店舗で割りばしの使用中止を決めた。

埼玉県:コンビニなどに深夜営業の自粛要請へ
 埼玉県は、二酸化炭素(CO2)排出削減のため、コンビニエンスストアやスーパーなどに深夜営業の自粛を要請する方針を固めた。年度内にまとめる地球温暖化対策地域推進計画(改訂版)に盛り込む。県によると、同様の自粛要請は「都道府県では例がない」という。
 県によると、農村部にあるコンビニのフランチャイズ店で客が来ないのに本社の指示で店を開けているケースが多い。県は「CO2削減の効果は大きくないが、夜型ライフスタイルを変革する象徴的な位置づけになる。何らかの形で自粛を要請する」としている。
 県が設置している有識者による地球温暖化対策地域推進計画に関する専門委員会では、委員から、深夜営業自粛の義務化を求める声が出ている。だが、「消灯しても冷蔵庫が稼働していては効果が薄い」「深夜営業は雇用の受け皿になっている」など慎重論もある。
 県は、要請対象を不採算店に絞るかや、閉店せずに照明を暗くしてもらうだけにするかなど、具体的な要請内容を検討している。【和田憲二】
 埼玉県の方針に各社は「地域住民の合意があれば従う」(大手コンビニ関係者)との声がある一方、▽深夜の納品も多く、日中は物流コストがかかる(ローソン)▽「深夜営業のコンビニは交番代わり、防犯の役割もある」(セブン?イレブン・ジャパン)??などの反発もある。

<JFA>コンビニ深夜営業自粛に反論 「CO2削減4%」「防犯面で弊害」
6月21日12時20分配信 毎日新聞
 埼玉県などが温暖化対策を目的にコンビニエンスストアの深夜営業自粛を求める方針を示した問題で、大手コンビニチェーンなどでつくる日本フランチャイズチェーン協会(JFA)は20日「自粛による二酸化炭素(CO2)削減効果は薄く、防犯面でのマイナスも大きい。24時間営業はライフスタイルの変化と社会の要請に対応したもので、今後も継続していく」と反対の見解を発表した。記者会見した土方清JFA会長(サークルKサンクス会長)は「温暖化への対応は重要課題として取り組むが、コンビニ(の?時間営業)だけをターゲットにするのはアンフェア」と述べた。
 JFAによると、営業時間を午前7時?午後11時の16時間に短縮しても夜間の冷蔵機器の運転は止められないうえ、渋滞の多い昼間に配送することになり、CO2削減効果は4%程度にとどまる見通しという。一方で、売り上げは2割程度減少するなど経営への影響は大きく「従来のビジネスモデルが成り立たなくなる」(山口俊郎JFA副会長、セブン?イレブン・ジャパン社長)としている。
 さらに、身の危険を感じた女性がコンビニに駆け込むケースは07年度は1万3169件に上り、このうち4割以上が午後11時?午前5時の深夜に集中。自粛による防犯面での弊害は大きいという。【田畑悦郎】

サミットに向けての動きなのか、ここのところ環境についての話題が多い。
「環境に悪いからダメ」という大義名分を掲げれば何でも通りそうな勢いである。
以前も書いたが、割り箸が環境に悪く、何度も使える箸が環境に良いという根拠を知りたい。
「何度も使える」というところは一見ポイントが高いように思うが、洗浄しているということは水も洗剤も使っているということである。
割り箸を捨てるより、洗剤の溶けた水を大量に流すことのほうが問題だとは考えられないか。
また、何度も使えるとはいっても、それでは実際に何度使うつもりなのか。
樹脂性の箸とはいっても、何度も使えば当然磨耗し汚れて見栄えが悪くなる。
個人の箸なら多少見栄えが悪くなっても本人がよしと思えばそれまでだが、接客業である外食産業でそれが出来るだろうか。
コンビニの深夜営業についても、反論が出ている通り疑問が多い。

「CO2削減の効果は大きくないが、夜型ライフスタイルを変革する象徴的な位置づけになる。何らかの形で自粛を要請する」

コンビニの営業時間に合わせて夜型のライフスタイルになったのではなく、夜型のライフスタイルの需要があったからコンビニの営業時間が延びたのである。
そもそも、深夜の電力を減らしたところで二酸化炭素の排出量の削減はたかが知れている。
電気の需要と発電についての現状認識がおかしいんじゃないだろうか。
まず、電気は貯めておくことが出来ない。だから、昼間に極端に上がる電力需要をまかなうため最大で必要な分+αの発電設備が存在する。

原子力発電 ・・・・ 30.6%
石油等 ・・・・  9.2%
石炭 ・・・・ 24.7%
LNG ・・・・ 26.0%
水力発電 ・・・・  9.1%
新エネルギー ・・・・  0.6%
地熱 ・・・・  0.3%
             出典:2006年度実績(経済産業省調べ)

上記のうち、石油・石炭・LNGは火力発電であり、発電すればするほど二酸化炭素が多く発生する。
原子力と水力・新エネルギー・地熱は、ほとんど二酸化炭素が発生しない。
24時間ずっと動いているのは主に原子力で、定格出力をずっと続けているベース電源である。
これに対し火力発電は、電力需要が高いときだけ動かす。
電気の需要が原子力の出力以下になると電気を捨てることになり困っちゃうので、深夜の電気料金は安いのだ。
深夜の電力はほぼ原子力でまかなえているから、この時間帯の電力需要を減らしたところで二酸化炭素の削減はたかが知れている。
だから、減らすなら昼間の電力なのだ。
十分な根拠や検証の提示もなしに、ただ闇雲に「環境のため」ではファシズムとなんらかわりはない。
こんなこと書いてると僕もそのうち環境信者から「非国民」って呼ばれるんだろうなぁ。


化石燃料なんてどうせ数十年のうち枯渇するんだから、温暖化なんてそんなに心配しなくていいと思う。
暖かくなったら、農作物の収穫量が増えていいじゃないか。
少しはプラスの面も考えよう。

無學童子
未分類

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です