シャーロッキアンの作り方 4

『シャーロッキアンは眠れない』を読んだあと、その内容を確認するかのように新潮文庫の全作品を読み返したら、それまでとは違うホームズが見えてきた。


そして良く見たら、延原謙の訳者あとがきにも、好きな人は文中の矛盾点などを見つけて楽しんでいて、そういった人のことをホームジアンとかシャーロッキアンと呼ぶ、といったことが書かれていた。


これでまさしく、自分はシャーロッキアンになったかな、と自覚したのである。


浪人時代は良く池袋に行っており、東武百貨店の7階にある旭屋書店とか、芳林堂書店の本店とかに出入りしていたのだが、当時この芳林堂書店の最上階になぜか古書店があって、あるときたまたまパシフィカの『シャーロック・ホームズ読本』をみつけた。


ある意味では、これが悪夢の始まりであった。


この項続く

無學童子
未分類

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です