シャーロッキアンの作り方 3

実はこの頃の読書は、コミックが中心だった。


「うる星やつら」「めぞん一刻」「らんま1/2」「ドラゴンボール」「こちら葛飾区亀有公園前派出所」「水滸伝」「三国志」「項羽と劉邦」


といったところ。小説は、夏目漱石全集とかを読んだことくらいしか記憶にない。


あとは、新聞の歴史とか、ジャーナリズムについての本を読んでいた、おかしな中学生だった。


本格的にホームズに触れるきっかけとなったのは、高校三年生のときである。


目黒駅前にあった、アイ・ブックスという書店で立ち読みして、結局買って帰った、『シャーロッキアンは眠れない』(飛鳥新社)である。


この本は、ベストセラーになった『磯野家の謎』の二番煎じで、ホームズの誕生日はいつだったかとか、正典の記述の矛盾の指摘とか、そういった内容であった。


今考えると、目新しさもないどうでもよい内容なのであるが、当時の私にとっては、非常にくだらなくて、非常に面白い本の読み方を提示してくれた、と感じたものだった。


この項続く

無學童子
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