亡国のイージス

「亡国のイージス」は2005年の映画。
原作は福井晴敏氏の小説。
読んでいないけど。
同じ福井氏原作の「ローレライ」も2005年公開だった。

ストーリーはざっくり言うと、某国の対日工作員による謀略で海上自衛隊の護衛艦が乗っ取られ、米軍が極秘に開発した毒ガス兵器により、日本政府を脅迫するという物。

「ローレライ」の時も思ったんだけど、映画を観ただけでも、原作を消化し切れていないのが分かる。
それどころか、かなりの改変がされていることが容易に想像出来た。

基本的なアイディアはローレライ同様に素晴らしい物を感じるのに、映画化するに当たって改悪されたようだ。
すぐに分かるのが、叛乱を起こすのが副長である点。ストーリーとしては、艦長が叛乱を起こす方が素直。
また、工作員の名前はホ・ヨンファ。明らかに朝鮮系の名前なのに、「某国工作員」。
今公開中の「空母いぶき」で攻めてくるのがチャイナから謎の国に変更されているのと同様、政治的な面を考慮して日和ったのだろう。

基本的なアイディアは面白いからそれなりに観られる。
でも二度観る気にはならない。
☆☆★★★

とはいえ、原作はきっと面白いのだろうなと思わせる感じではあった。

画像引用元 映画.com

mugakudouji
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