Diogenes Club管理人よりご挨拶

Diogenes Club閲覧の皆様、今年もお世話になりました。
そして、最近あまり更新しておらず申し訳ありません。
今年は色々なおもちゃ(NetwalkerやSONY Reader、Windows Home Server)で遊んでいたので、モチベーションがそっちにいちゃっていました。
ホームズの話はと言いますと、どうも今年はあまり印象に残った話題がありませんでした。
でも、角川文庫と創元推理文庫から新訳が出始めたのは大変うれしいです。

今年は電子書籍元年と言われ、その手のブログを多く書きました。
これはシャーロック・ホームズの世界とも無関係ではありません。

インターネットの普及はこの世界でも革命でした。
私もサイトを開設しましたし、多くの人もホームズ関連のコンテンツを出してきました。
もっとも印象深いのは、著作権切れの翻訳、あるいは著作権を放棄した翻訳が出てきたことです。
翻訳のお話だけでしたら単にフリーのテキストが出てきただけですが、驚くべきはその訳を利用した声優さんによる朗読や、ちょっと変わった本(防水とか)などの派生コンテンツが出てきたことです。

近い将来、電子書籍の普及が待っていることは想像に難くありません。
私は常々、電子書籍は適切なデバイス・適切なコンテンツ・適切なサービスがそろえば絶対に普及すると書いてきました。
各社の動向を見る限り、今年はその兆しが具体的なものとして見えてきた気がいたします。
新しいメディアが出てきたときに必ずホームズものが進出してきたように、電子書籍でもきっとたくさんのホームズコンテンツが出てくるでしょう。
来年からは是非、既存のメディアだけではなくそういった新しいメディアでのホームズ・コンテンツの動向をキャッチできればな、と思っています。

引き続き新年もご愛顧いただきますよう、よろしくお願いいたします。

mugakudouji
Diogenes Club

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