リーダーシップ

チリ落盤事故、作業員が耐えられたわけは?

読売新聞 10月13日(水)22時43分配信
 チリ北部コピアポ近郊のサンホセ鉱山落盤事故。地下600メートルより深く、しかも気温約35度、湿度約90%という過酷な閉鎖空間で、33人の作業員はなぜ精神的に耐えることができたのか。

 宇宙ステーションに滞在する飛行士の支援を担当する専門家が第一に挙げるのは、仲間のために意義のある仕事をしているという充実感だ。

 宇宙航空研究開発機構の井上夏彦主任開発員は、作業員らが11人ずつ当直と睡眠、休養の3交代シフトを組んだことに注目する。これにより、閉じこめられた作業員全員が「仲間が生き残るために貢献している」と感じることができ、それが精神的な支えになったとみる。

 さらに井上さんは、「同じ釜の飯を食っている仲間で、気心が知れて一体感があった」と指摘する。定期的に家族と連絡を取り合えたことも、精神面で大きなプラスとなったはずだという。

この一連の出来事って、つくづく考えさせられるものがあった。
地上との連絡が取れた後はともかく、とれるまでの間は、救出が来るのかどうか全くわからなかった。
事故から数日で、「もしかするとこのまま死んでしまうかもしれない」という当絶望感が芽生えたはず。
それなのに発見されるまでの20日間を、3日分の食料をきちんと分けて過ごしていたという。

ルイス・ウルスアという現場監督は、本当にすばらしいリーダだと思う。
体力も性格もばらばらの32人をまとめ上げ、大きなトラブルもなくこの日を迎えることができたのだ。
現状を分析し、20日で救助隊と連絡が取れることを想定していたという。
各人に役割を与え、全体を結束させた。

おそらく、このようなリーダーがいなければ、この世紀の救出劇はなかったであろう。

mugakudouji
時事

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