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年末商戦の勝者はアマゾン・ドット・コム
    * 2009年 12月 29日  10:41 JST
 28日のナスダック市場では、ネット小売り大手の米アマゾン・ドット・コムが一時前週末比2%超上昇した後、0.61%高の139.31ドルで取引を終えた。同社は年末商戦の勝者のうちの1社と広く受けとめられている。

 今年の年末商戦は、一部で懸念されたほどは悪くなかったようだ。クレジットカードのマスターカード傘下の調査会社スペンディングパルスによると、感謝祭からクリスマスまでの小売売上高(自動車とガソリン販売を除く)は、前年の感謝祭からクリスマスイブまでの期間に比べ3.6%増加した(ただ、今年は対象日が1日多いことが多小影響している)。

 もちろん、アマゾンは最大のネット小売り企業ということで、年末商戦でかなりの売り上げを確保したはずだが、同社にまつわる話題の一つは電子書籍リーダーの分野に参入したことであり、これまでのところ順調のようだ。現にアマゾンは26日、25日の電子書籍の販売が普通の書籍を初めて超えたことを明らかにしている。クリスマスプレゼントとして同社の電子書籍リーダー「キンドル」をもらったユーザーが電子書籍をダウンロードしたからだ。

 ウォール街のアナリストは、もう少しアマゾンからの情報をほしがっている。バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチのアナリストらは28日付の調査ノートで、「アマゾンのキンドルに関する各種の報道発表では、データが少ないことにずっと不満を持っている」と述べた。アナリストは、これらの報道発表はマスコミ向けの話題作りを目的にしたもののようだと指摘する。その一方で、ライバル企業の電子書籍リーダーも話題になっていることに加え、キンドルが260ドルに値下げされたことが、同社の2009年第4四半期の売り上げに貢献するとみられている。

 アナリストや投資家は、アマゾン全体の売上高のほか、電子書籍の売り上げが同社の利益率にどの程度影響を与えるかにも関心を持ちそうだ。ゴールドマン・サックスのアナリストは28日付の調査ノートで、著者への支払いや発送料などが安いことを考えれば、電子書籍の利益率は(新刊ベストセラーがゼロで他の書籍が高いという)普通の書籍と同程度になるとの見方を示している。

 また一部のアナリストは、アマゾンがキンドルと電子書籍を販売するだけでなく、アップルの音楽再生・管理ソフトの「iTunes(アイチューンズ)」に似たサービスを書籍版で展開できるようになれば、利益はさらに増す可能性があると予想している。

原文: Investors Pick Amazon as a Holiday Winner

記者: Matt Phillips   

電子書籍書籍は間違いなく普及する。
それがキンドルなのかどうかはわからないけれど。

現在の、電子書籍の紙の書籍の利点は、携帯性と視認性だ。
本体が小さく軽くなって、視認性が高まれば、普及を阻害する要因はほとんどなくなる。

考えてみれば、iPodは音楽の聴き方を変えたといえる。
携帯性の高い一つのハードの中に、数万曲入るのだ。
だから朝に「今日はこれを聴こう」と考えることなく家を出ても、常に手元に聴きたい曲があることになる。

電子書籍も同じだ。
読みかけの小説と英会話のテキスト、今朝の新聞、英和辞典や国語辞典など、膨大な量の本のデータを持ち歩くことができるようになる。
新たに本が欲しくなったら、その場でダウンロード購入だ。

僕のような蒐書家にはやや寂しい話だが、それでも喜ばしいと思えるのは、ニッチな本が絶版になる可能性が大きく減ることだ。

古い紙の書籍が存在する限り古本業界というのは存続し続けるのだろうけれど、ターニングポイントってのは、もしかするとかなり近い未来なのかもしれない。

新刊書店のターニングポイントは、もう過ぎたかも。。。

mugakudouji
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