名探偵オルメス

本題に入る前に、まずは謝っておこう。
古書価格を無用に上げている犯人は僕なので。

でも僕は「欲しいものは手に入れる」というポリシーを持っているし、そのためには出せるだけのお金は出す。
コレクターはそうでなきゃならないのだ。

0027.JPGYahoo!オークションで昭和31年版の『名探偵オルメス』が出品されたので参加した。
カミの作品はコレクションの対象なのだ。

だが残念ながら僅差で負け。
最終落札価格は14,100円であった。

相場より高い気がする。

僕は古書のオークションでは、相場は気にしない。
どうしても欲しいなら、相場の何倍でも、自分の中で許せる最大限の金額で応札する。
だからヒートアップして、とんでもない金額で落札したこともある。

今回14,000円を僕の中での上限としていた。
14,100円だったから、もう一押しすれば落札できたかもしれないけれど、おそらく相手も引かなかっただろう。
実はこの本、昭和19年出版のものの再刊なのである。
その昭和19年のものを僕は2冊持っていて、オークションでの取得価格が14,000円と5,000円だったのだ。
再刊の本に、元の本の取得価格を上回る値段がつけられなかった。。。
しかも、平均取得価格だと9,500円だからなぁ。

それにしても今回の戦い、相手は一人だけだったのだが、僕が急激に価格を上げるのに追随した上、最終的に逆転してきた。
敵ながら天晴れな奴。

僕が応札しなければかなり低い金額だっただろう。
ひょっとしたら、スタート価格の1,000円のままだったかもしれない。
出品者は僕に感謝して欲しいな。

mugakudouji
ホームズ/ドイル私事

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です