第3回 クレジットカードとは?

 そもそもクレジットカードとは何なのか?

 クレジットカードの生まれたアメリカでは、どうやらキャッシュ以外の決済が当たり前のようである。数年前の統計によると、店頭における決済方法では、現金は3割しかない。デビットカードも3割、クレジットカードが2割。
 残りのうち1割5分は何だと思う?

 答えはチェック(小切手)だ。

 なぜだか知らないけれどアメリカでは昔から現金が使われない。ハンドリングコストがかかるとか、偽札が多いとか、そういった事情があるのだろう。
 だから昔から小切手がよく使われてきた。それが進化してできたのが、デビットカードとクレジットカードなのだ。
 アメリカ人にしてみれば、クレジットカードは小切手のかわりであり、小切手は現金の代替手段だったから、やはりクレジットカードは現金の代替なのである。

 余談だが、クレジットカードをぞんざいに扱う人をよく見かける。カードは現金と同じ、と言う感覚がないのだろう。金額無記入の小切手帳をぞんざいに扱うアメリカ人はまずいないと思う。
 飲食店などで携帯電話をテーブルの上に置いたままトイレに立つ人がいる。最近ではおサイフケータイ機能なんかもついているし、それでなくても不正に使用されたら大損害。日本人は無頓着すぎると思う。

 閑話休題。

 こんな話がある。

 ニューヨークで、ある実業家がレストランで食事をし、いざ支払いをしようとした時に持ち合わせがないことに気づいた。
 このときは妻に連絡をし現金を持ってきてもらったので事なきを得たが、大恥をかいた。
 このことがきっかけとなり、彼は現金を持ち歩かなくても食事のできるシステムを考えだし、1950年に世界初のクレジットカード会社、ダイナースクラブを設立した。

 この話はどうやら広告用のネタらしいのだが、ダイナースが掛け売りのシステムを汎用化・広域化した、クレジットカードというシステムを作ったのは間違いない。
 この仕組みは、その後標準化され、世界中に広まった。

 デビットカードは銀行預金残高を元に決済しているのに対して、クレジットカードは利用者の信用を元に決済している。
 普通に考えて、仕組みを構築しやすいのはどちらの決済方法だっただろう。

  デビットカードの場合、銀行残高の照会が即時必要なのに対して、信用に基づくクレジットカードは、使用している人がカード所有者と確認できれば、クレジッ トカード会社のお墨付きをもらっている人ということであり、支払いはカード会社がしてくれるから、安心して決済できるということになる。
 デビットカードがある程度のネットワークを必要とするのに対し、クレジットカードの場合オフラインか、電話回線程度でも仕組みを構築できた。

 だから、デビットカードが広まる遙か以前から、クレジットカードは広く使われてきたのだ。

無學童子
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