継続は力?


僕の場合、別にビジネスとかに関係してブログを書いているわけではない。
「書かされている」「書かなきゃならない」というわけじゃない。

そもそも、ウェブ上に日記のようなものを公開し始めたのは、ウェブというのは「更新」が大切と認識したから。
Diogenes Clubのテーマはシャーロック・ホームズやコナン・ドイル。
一般的にウェブページは、ある程度テーマに沿ったコンテンツを完成させてしまうと、更新されなくなる。
更新されないページは価値が下がる。
実際、放置されているページと、比較的更新されているページでは、どちらの情報の信憑性が高いと感じられるだろうか?

信憑性についてもそうだが、ある程度アクセス数を気にするのであれば、リピーターの獲得と言うことは考えなくてはならない。

個人サイトにおいて、ホームズやドイルをテーマに、コンテンツを短期間に出し続けていることはかなり無理に近い。

10年前にDiogenes Club Library(現 Diogenes Club)を始めたとき、まず考えたのが更新頻度である。
テーマをシャーロック・ホームズやコナン・ドイルに据えたが、問題はその内容だ。
ホームズ物語の紹介や解説のサイトであれば、そのコンテンツを書き上げた時点でそのサイトは終わってしまう。
なぜなら、すでに完結した物語であるからだ。
シャーロッキアンとしての研究結果を発表するサイトであれば更新は長続きするが、それは僕自身の能力が足りないし、出来たとしても更新間隔が開いてしまう。
一番手っ取り早かったのが、関連書籍などの紹介だ。
書籍の点数が多ければ多いほどコンテンツは増える。
しかも新刊はかなりの頻度で出ていたから、その新刊の紹介だけでもそれなりの更新頻度が期待できた。

更新頻度が高ければ高いほど、リピーターが期待できアクセスアップにつながる。

そこでDiogenes Clubはホームズ本の新刊情報提供サイトとしてスタートし、今でもそれは変わらない。

ところが、スタートしてまもなく、新刊の発売にムラがあることに気づいた。
たくさん出るときもあれば、全くでない期間が長いこともある。

そこで、更新頻度を上げることを目的として、僕の日記のような文章をアップすることにした。
これがこのブログのルーツである。

その後紆余曲折をへてブログに切り替え、mixi日記をはじめ、再度このブログとなった。
だから、2000年5月の記事があるのだ。

そもそもの理由が「更新」しかないのだから、その中身については全く考えていない。
だからこのブログも無テーマだ。

引用した記事にあるような悩みは全くない。

・不安
批判されようが炎上しようが知ったことではない。
むしろ反応があった方が楽しいじゃないか。

炎上についてはそれほど心配することはない。
ほとんどの場合はネット上だけのことで、鉄拳パンチが飛んでくるわけではない。
最も、ネット生活の脇が甘いと個人情報を特定されて実際の嫌がらせに結びつく可能性はあるから、気をつけないといけないけど。
僕は実名がわかるようになっているので、それなりの自主規制はしてる。

・面倒くささ
一瞬でも「面倒くさい」と思ったら、ブログなんか書かない方が良い。
金にならないことなんだから。

・時間不足
面倒くささと時間不足は、気持ちの切り替えと運用面である程度カバーできる。
僕が自分に課しているのは、「毎日一回更新」だけ。
字数もテーマも問わない。
写真一枚のアップでも良い。

毎日更新とはいっても、実際に毎日書いているわけではない。
実際に書いているのは、週の半分もないと思う。
僕のブログの記事には二種類あって、タイムリーに上げないと価値の半減するものと、別にいつアップしても良いものだ。

たとえば最近の記事なら「47氏、逆転無罪」は比較的早めに上げないとみんなの関心が薄れる。
でも「本物のビール」なら、別にいつアップロードされても問題ない。そもそも無価値なんだから。

言い換えれば、「時間に縛られる記事」「時間に縛られない記事」の二種類と言うこと。

毎日更新する体制の維持のポイントは、「時間に縛られない記事」をストックとしてどの程度持てるか、と言う点だ。

現在、ストック記事は毎日21時に自動アップロードされるようにセットしてある。
時間に縛られる内容で「これは!」と言うネタがあったらすぐに書いて、当日か翌日21時にアップされる記事を差し替えている。
時間の縛りが比較的緩い内容では、もっと後にするかもしれない。

記事中では解決策として、テンプレートとテーマを決めておけとあるが、僕には無理だ。
無テーマブログだからこそ、どーでも良い記事やそれなりに力を入れた記事が書ける。

ビジネスにつながるブログなら、クオリティを保つためにそうするべきなんだろうけど、高尚な目的のない僕のブログは、クオリティなんかどうでも良いからな。

mugakudouji
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