リボ払い

24日の報道ステーションで、一般アメリカ人の消費の感覚を取材していた。
クレジットカード大国といわれるアメリカでは、クレジットカード所有枚数が平均で4枚だそうである。
そんな中、最近クレジットカード破産が急増しているそうだ。
アメリカのクレジットはリボ払いが常識である。
一定の支払金額を設定し、毎月それを超える物については繰り越しとなる。
繰り越し分には当然高利の利子が付く。
全額リボとなるカードの場合、そのメリットは支払いの平均化にある。
毎月クレジットの支払金額は上下するわけだが、それを平均化できれば支払い計画も立てやすい。
ところが破産したアメリカの家庭では、リボの支払設定金額が実際に使用する金額よりも大幅に下回っていたようなのである。
これでは、平均化どころか、借金が限度額までふくらんでいくことになる。
自分の身の丈よりもちょっと良い生活を、クレジットによる支払いの先送りによって実現していたのだ。
そして破産したり破産寸前に追い込まれた人が行き着く先が、教会の財産管理講座だそうだ。
ここで教えられるのは「収入の八割で生活し、一割は貯蓄に回し、一割は教会へ寄付をする」といった物らしい。
そして借金はするな、と。
僕がクレジットカードを推進するに当たって、もっとも気をつけているのが「計画性」である。
クレジットは、結果としては借金のシステムである。
たとえ一回払いであろうとも、翌月までカード会社に借金をしているということに違いはない。
収入見込み以上に借金ができないことは当然だ。
そこのところをはき違えると、カード破産という悲惨なことになる。
ちなみに、僕は基本的にリボ払いは使用しない。
お金のやりくりの都合で仕方のないときは、分割払いで済ませる。
リボ払いは癖になるし、ちゃんと管理できないと残高は山のようにふくらんでいく。
そんな僕でも一枚だけ、すべてがリボ払いになる設定のカードをもっているが、その設定金額はそのカードの年間支払い予定額の12分の1+αである(但し、現状から乖離しないように設定金額は頻繁に見直している)。
従って、リボ払いとはいっても実質的には1回払いであり、まれにあるオーバーは、次の支払いで消えることになる。
これこそ、支払いの平均化というリボ払いのメリットである。
節度を持って本来の使い方ができれば、リボ払いも便利なのにねぇ。

mugakudouji
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