八雲立つ その2

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二日目、ホテルをチェックアウトして、タクシーで松江駅に向かう。
駅前からぐるっと松江レイクラインという、観光客向けのバスに乗り、堀川遊覧船乗場へ。
堀川遊覧船は松江城の内堀と外堀を回る観光船。
船とはいっても、屋根つきのホントに小さなボート。
乗り込むと中にコタツがあって、8人乗ればいっぱい。
およそ50分のコースで、船頭さんの楽しい解説付き。
おかしかったのは、堀の内何ヶ所かの橋で、つかえてしまうから屋根を下げるところ。コタツに顔をくっつけて屋根につぶされるという、なかなかできない体験だった。
鴨がいっぱいいて、泳いでいたり陸地で休んでいたりした。これはなかなかかわいい。

船を下りた後は松江城に向かう。
城内に「興雲閣」という、今は松江郷土館になっている建物を見つけ、中に入る。

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非常に良い最晩年の擬洋風建築なのだが、残念だったのが、傷みが激しいこと。
修復しろよ?(T_T)
中の展示は見るべきものはなし。せっかく良い建物を使っているのに、その解説は表の解説版だけ。
せっかくの建築が泣くぜ。

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興雲閣を出て松江城天守に上る。
やっぱり天守は本物に限るね。
鉄筋コンクリート建ての天守を、エレベータで登るなんて狂気の沙汰だもの。

松江城を出て、小泉八雲記念館に行く。
こじんまりとした記念館だが、小泉八雲の人となりが良くわかる良い施設だ。
ヘルン先生は愛されていたんだなぁ。

小泉八雲記念館の並びにある、「八雲庵」という蕎麦屋で鴨南蛮そばを食べる。
堀川では鴨がかわいいといっていたのにねぇ(笑)
人間って残酷なものです。
しかし、これはうまかった。
ついでにあごの野焼きとぜんざいを食べる。

その後、駈足で武家屋敷という名の博物館を見て、レイクラインで松江駅に戻り、そこから再び別のバスに乗って、八雲立つ風土記の丘へ向かう。

余談だけど、このバスが古くてねぇ。
東京都交通局の都営バスに乗ったことのある人だったらわかると思うけど、超低床バスってのは年寄りに優しいね。
というのは、松江駅から二つ目か三つ目くらいのバス停で、傘を杖代りにした小柄な老婦人が乗ってきたのだけど、後部ドアが開いたらまずバスの床に傘を置いて、ステップに手をついて「よじ登って」きたんだよ。
このステップの高さは、老人には残酷だ。
長野オリンピック開催の際に、都から長野にバス車両を貸したのだが、終了後バスを撤収した後、惜しむ声がたくさん上がったそうだ。
それだけ良くできた車両なんだよ。

八雲立つ風土記の丘展示学習館に行ったが、月曜日だったのと、天候が良くなかったせいか、われわれ夫婦以外に誰もいなかった。
ここはかの有名な重要文化財、「額田部臣」の銘文入り大刀が展示してある。教科書にも載っているから知っている人も多いだろう。
これが出土した岡田山1号墳と、隣にある未発掘の2号墳も見た。

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ここを見たあと、またバスで松江駅に戻り、松江駅から高速バスで空港に行って、飛行機に乗って終わり、というわけには行かなかった。

実は、空港いついた時点で、折り返し便の遅れにより、東京行きの便が30分遅れ確定。
レストランで食事を取り、飛行機を待っていると、なんと着陸間際に飛行機に雷が落ちたとかで、点検作業でさらに遅延確定。
それがなかなか終わらないものだから、今日は飛び立てないかも、明日仕事があるのに、なんて焦ってしまった。
滑走路を眺めていたら、どこからかの便が着陸して来た。
その後しばらくして、結局代わりの飛行機を飛ばすというアナウンスが。
結局、一時間遅れで飛び立った。
座席は脱出口のところで、ここってキャビンアテンダントと向かい合わせなんだよね。
で、CAさんがやけに美人で、目のやり場に困ってしまった。
この人サービス中はものすごい笑顔で明るく振舞ってるんだけど、着席しているときは疲れがありありと見えたこと。
散々遅れた上に、機体変更までなったからねぇ、そりゃ疲れるよな。

ということで、出雲旅行記「八雲立つ」は一巻の終わり。

mugakudouji
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