ローレライ

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0333.jpg「ローレライ」は2005年の映画。
原作は福井晴敏氏の小説『終戦のローレライ』。
読んでいないけど。

いわゆる仮想戦記。
伊五〇七はドイツがフランスから鹵獲した潜水艦を、新兵器ローレライと共に日本に譲渡した物。
昭和二十年八月六日、広島への原爆投下をうけて、海軍軍令部の浅倉大佐は絹見少佐を伊五〇七の艦長に任命し、第二の原子爆弾投下を阻止するように命じる。
定員に満たない寄せ集めの乗員で直ちに出撃した伊五〇七は米国艦三隻と邂逅、戦闘に入る。
新兵器ローレライの恐るべき索敵能力に驚嘆する。
実はローレライは、人間の少女を媒介とする人間兵器だったのだ。

ネタバレになるのでこれ以上はやめておくが、僕にとってはなかなか新鮮であった。
というのは、大東亜戦争を扱った作品は嫌いなのね。だって、負けるの分かっているから。
「二〇三高地」なんて悲惨ではあるけど、最終的に勝つから見ていられる。
「日本海大海戦」だって、痛快とまではいけないけれど。。。
仮想戦記の先駆け『紺碧の艦隊』は敗戦の記憶を持った連中が開戦前に転生し、悲惨な敗戦を迎えないために歴史の修正を試みる物語。
この「ローレライ」は、大東亜戦争は負け戦なんだけど、幻の第三の原子爆弾を日本に投下させないという物語。泣かせる演出はあるけれど、基本的には痛快で、安心して見ていられるのが新鮮。

基本的に面白い作品だとは思うのは、やはり設定が良いからだろう。
ただ、「この設定、僕はこう描くけどなぁ。」という不満点がありすぎる。
☆☆★★★

画像引用元 映画.com