キングスマン:ゴールデン・サークル

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0298.jpg「キングスマン」の続編。
前作の一年後が舞台。
副題の「ゴールデン・サークル」は敵の組織の名前。
007シリーズは「金」にこだわりが強かったので、それにならったのだろうか。
「007/ゴールド・フィンガー」「007/黄金銃を持つ男」「007/ゴールデン・アイ」など。

前作は米国人の敵をやっつける物だったし、米国の極端な考えを持った人達の教会で大量殺戮をするなど、米国敵視が凄かったが、本作は更にそれを上回る。

本作の悪役は麻薬密売組織ゴールデン・サークルの女ボス・ポピー・アダムス。
本拠地ポピーランドはあからさまに米国文化の象徴で固められている。
ポピーは裏切り者をミンチにしてハンバーガーを作るのだ。
劇中、事件を報じる局はFOXで、米国大統領はどこかトランプに似ている。
米国にある諜報組織「ステイツマン」は本業はウイスキーの醸造所。
エージェントはどいつもこいつもテンガロンハットを被ったステレオタイプなカウボーイ。

結局、色々あって米国側の手助けはほとんど無く、キングスマンのメンバーが中心になって解決する。

「ゴールデン・サークル」は敵の組織の名前だが、実は指輪のことも意味している。
これからこの映画を観るなら、「女王陛下の007」を知っておくと良いかもしれない。

ポピー・アダムスを演じたジュリアン・ムーアは「アリスのままで」アカデミー賞主演女優賞に輝いた名優。悪人として狂いきっているとんでもない怪演。エルトン・ジョンとの絡みも面白い。
ステイツマンにおけるマーリンに相当するジンジャーを演じたのはハル・ベリー。「007/ダイ・アナザー・デイ」でボンドガールを演じたわけだが、あれは酷い作品だった。
米国大統領役のブルース・グリーンウッドはリブート版のスター・トレックシリーズで、カークの前任のクリストファー・パイク提督。
キングスマンのボス、アーサー役のマイケル・ガンボンは「英国王のスピーチ」ではジョージ五世役。コリン・ファース演じるジョージ六世が吃音症になった原因の人。

前作は神がかり的に面白かったから、やはりそれを上回るのは難しい。
☆☆☆★★

それでもスパイ映画としてはとても痛快だし、コンセプトはとても良いから、次回作を期待したい。
次回作がヒットすれば、007シリーズのような良い意味での永遠のマンネリシリーズとなるだろう。

画像引用元 映画.com